講義形式では習得させにくい能力

講義式による人材育成の限界

人材育成を行う場合、基本的な仕事の運び方やコンプライアンス、マナーなどを、講義式で研修することが多いと思います。基本的な知識を学んでもらうだけでなく、細かい知識を習得するのに、もっともオーソドックスな人材育成の方法と言えるでしょう。また、新しい知識をアップデートしてもらうときにも、便利で効率的な方法です。

しかし、講義式の人材育成にもデメリットはあります。もっとも大きなデメリットは、実際に手元を動かしたり、作業をしたりしながら能力を身に着ける内容ではない場合、覚える側にとっては難しい場合があります。講義式の研修の場合、うっかり聞き逃してしまったり、理解が追い付かないこともままあります。そのため、研修の結果に差が出てきてしまいます。

講義式には向かない能力

講義式の研修で身につけることが難しい能力として、実際に手を動かしたり、具体的な場面で必要となるスキルが挙げられます。講義式の研修でも、実際に作業をしてもらったり、場面を想定したシミュレーションを行うこともあるかもしれません。しかし、それだけでは身につかず、実際の現場でできなかったりすることがあります。また、個別の習得度に大きな差が出てきてしまいます。 研修内容のなかには、実践において細かく修正したり指導することで、ようやく身につく内容のものもあります。講義式で教えることが、かえって非効率であることも考えられます。内容によって、講義式と、きめ細やかな実践的指導とに分けて研修を行った方が、習得時間も早くなります。