インタラクティブな研修では学びにくい能力

インタラクティブな研修の限界

実際に意見を出してもらったり、わからない点を教えあうという、インタラクティブ形式の研修があります。インタラクティブな形式の研修では、実践的な場面に近い形で、研修を受けてもらうことができます。そのため、具体的で建設的な研修を行いつつ、即戦力ともなる能力を培ってもらえるという、メリットがあります。 ですが、インタラクティブな形式の研修にも、デメリットはあります。それは、新しい情報の全体像を学んだり、おおまかな知識や流れを把握しにくいために、長期的に役立つ効果が薄いということです。瞬発力や実践力を身に着けるには向いていますが、長期的な視野に立つとインタラクティブな研修は必ずしもメリットばかりではありません。

研修は使い分けが必要

さらに、インタラクティブな研修の場合、積極的に発言をする参加者にどうしても注目が集まってしまいます。そのため、結果的に研修の効果が一部の参加者のみに留まってしまい、全体に行きわたらない場合があります。しかし、仕事は積極的な態度だけではなく、熟慮する姿勢も必要です。そうした参加者のモチベーションをくみ取り、さらなるアップデートを行うためには、インタラクティブな研修だけでは不十分です。

講義形式による座学は、目に見える成果がつかみにくいかもしれません。ですが、長期的に見れば参加者の知識を培う、重要な研修方法でもあります。研修を開催する場合は、インタラクティブな研修と座学とを適宜組み合わせて、効果が発揮される構成にする必要があります。